Pegge Hopper(ペギー ホッパー)
独特なエアリーなタッチと色彩で描かれた威厳とロマンスを感じるアート
Pegge Hopper(ペギー ホッパー)
カリフォルニア州オークランドに生まれ、ロサンゼルス のアートスクールにて絵画を学びました。その後はニューヨークとサンフランシスコの広告代理店に勤め、その後イタリアのミラノにて有名なデパート「ラ・リナシェンテ」のイラストを手がけていましたが、都会の喧騒を離れ、ゆったりとした場所で子育てをしたいと思い、1963年ホノルルに移り住みました。ハワイに着いた時の印象を「全てがみずみずしくてピュアで新しい発見と新鮮さに満ち、活気と豊かな自然に溢れていた。」と書き残しています。3人の娘を育てながら地元の広告代理店でアートディレクターとして働いていたある時、州立公文書館で目にした19世紀のハワイ先住民の写真がインスピレーションになり、再び絵を描きたいと思いました。「自意識を感じさせないピュアな眼差しで、その時代から私をまっすぐ見ているようだった。ネイティブの衣服たビクトリア朝のドレスに身を包んだ女性たちの自然体の姿を描きたいと思ったの。」こうして彼女のアートは生まれました。浜辺えまどろむ女性、包み込むようなおおらかな眼差しの女性など、物憂げで独特なエアリーなタッチと色彩で描かれた作品は、どれも叙情的 でロマンティックなムードに溢れています。そして、1983年ついに彼女はホノルルの歴史的な町、チャイナタウンにアートギャラリーをオープンし、30年以上経った85歳の時、ギャラリーをクローズしました。現在はセミリタイアし、平穏な日々を過ごしています。
幻想的で不思議な魅力と情緒に満ちた彼女のアートは、どの時代にもあらゆるファンを魅了し続けます。